ボーダーコリーのトコとクロ


by tokotokoland2006

ストラスブール part1

楽しかったスイス旅行もおしまい。帰途に着きます。帰りはドイツを抜け、フランスを抜け、ルクセンブルグを抜け、ベルギーに戻るのですが、途中、どうしても行きたかったストラスブールに寄ることにしました。このストラスブールの辺りはアルザス地方と呼ばれ、フランスとドイツの国境にあるため、過去はドイツとフランスの戦争のたびにドイツ領になったり、フランス領になったり複雑な歴史をもっています。アルザス・ロレーヌ地方を舞台としたアルフォンス・ドーテの”月曜物語”の中の”最後の授業”というお話は、教科書に載っていたんだけど、トコ父は”そんなの知らん”と言ってました。ドイツに占領されて、フランス語を教えるのを禁止され、フランス語の先生が黒板に"VIVA LA FRANCE!(フランス万歳!)"と書いて授業を終え、兵隊に連れて行かれるという、とてもかわいそうなお話です。
ストラスブールは交通の要所であったため、17世紀以降、5度にわたって国籍が変わっています。ストラスブールも語源は交易の町というドイツ語で、大戦前ははドイツ領だったのですが、第2次世界大戦でフランスが占領して、いまはそのままフランス領になっています。
ストラスブールはイル川という川の中州にある、”プティット・フランス(ちいさなフランス)”と呼ばれる美しい旧市街地を中心に栄えている街です。この中州一帯は世界遺産に指定されています。中州の外に車を停め、中心部に向かって歩いていきます。
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イル川を遊覧船が優雅に進んでいきます。いよいよ、中州にはいりました。町の中心にある大聖堂が見えてきました。
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大聖堂を目指して進みます。この大聖堂の特徴は独特の色をした石で造られているところです。ヨーロッパの人々は”バラ色”の石と呼んでいます。また、壁面を飾る数々の彫刻は”石のレース編み”と呼ばれています。全体には堂々としたゴシック様式で、この大聖堂が建つまで260年の月日が費やされています。
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大聖堂の中には人間の一生を表現している”天文時計”が時を刻んでいます。
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数々のステンドグラスが外の光を通して美しく輝いています。
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今まで見た数々の大聖堂の中でもBEST3に入ります。
さて、大聖堂の前のレストランで大聖堂を見ながらおいしいお料理を頂き、町に繰り出します!!続きはまた明日。
by tokotokoland2006 | 2007-08-29 17:05